最高の状態に仕上げた、強く、美しい自然乾燥の木材

 

100年先も生きる素材を

 

 

私たちは毎月2棟しか建てることができません、なぜなら...

 

私たちの使う木材は自然乾燥した木材を使っています。最低でも3ヶ月、大きな木材なら1・2年の歳月をかけ、太陽と風、自然の力だけで乾燥させます。とてもアナログで原始的な方法かと思われるかも知れません。
柱、梁などの構造材は、短期間(2週間から1ヶ月)で乾燥させる人工乾燥が主流です。でもこの方法は木の組織が死んでしまい油分を失います。香り・艶、吸湿能力もほどんと失います。強制的に乾燥させた木はプラスチック製品のようなもの。完成直後が最大強度で完成直後から劣化が始まります。

  

 

 

自然乾燥、節なし。 材への飽くなき探求心

 

対して、自然乾燥の木は油分を失わず、粘りが違います。香り・艶もあり、吸湿能力は約2倍もあります。とても若々しい生きた材になります。そして生きた年数をかけ最大の強度になります。
樹齢100年の木は100年かけて最大強度になります。暮らしていく時間と共に強度を増していくのです。実は、自然任せとはいかないのが自然乾燥。人の手も欠かせません。木肌の状態を見ながら木を返し、満遍なく乾燥させるのです。さらに強度と美しさを求め、できる限り節なしの木を選び乾燥させます。
毎日毎日、丹念に世話を焼いてあげることで木もそれに応え、豊かな香り、艶やかな表情、最高の強度をみせてくれるのです。

 

 

未来のこども達のための責任

 

もう一つ自然乾燥を選ぶ理由があります。この方法は燃料を使わないのです。私たちが漆喰と無垢の健康な家を建てることは、環境を少しでも良くすることに繋がるのです。未来のこども達へ少しでも良い地球環境を残すことを考えると、自然乾燥ではないでしょうか。
この先、何十年も続く安心と安全、暮らしと家を見守ことは私たちの責任です。ここに時間と手間をかけることが、何十年も続く安心へつながることを知っています。だから昔ながらの自然乾燥で丁寧丁寧に乾燥させるのです。
自然の材料は生き物です。使うからこそ難しいことはたくさんあります。それでも私たちは『木』が大好きだから、『木』のプロだから、素晴らしい自然の贈り物『木』を最高の状態で渡したいから。その可能性を一番引き出せる方法を日々考えて家づくりに活かします。
だから私たちは、毎月2棟しか建てることができないのです。それでも今日も明日も、手間暇かけ木材を育てます。

 

 

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