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そう信じて・・・(文章のみ)

”信じるものは救われる”

チビです。

ヒロシでもなく、シローでもなく。

 

「信じる」そんな言葉がありますが、

チビもいろいろなことを信じて生きてます。

チビの場合、その多くは周囲の方に言わせると、

「それって妄想でしょ!」

「でた、勘違い~」

先輩や上司になると

「はいはい、疲れた、はい、おひらき~」

などと取り付く島もありませんが。

 

さて、今、市内某所にて新築工事をさせていただいてます。

長年住み慣れたおうちを解体して、新しいおうちを建てます。

解体工事が間もなく終わります。

現場担当としては、職務上、予定している工程どおりに工事が

進んでいるかなとか、ご近所の方にご迷惑をかけていないかなど、

チェックするのですが、何もできないチビは、大先輩の後をついて

現場に行くものの、すぐに、妄想と瞑想の世界に入ってしまいます。

 

ほぼほぼ解体作業も終わり、元の土地の全体像もはっきりしだした現場ですが、

解体されたおうちを見ていると、手を合わせたくなるのです。

長い間、雨や風や、夏の暑さや冬の寒さからご家族を守り続け、

ご家族のいろいろな出来事を正に包み込んで見守ってきてくれた、

そんなおうちに頭が下がります。

ご縁をいただいて、もとのおうちを解体させていただき、

新しいおうちを建てさせていただきます。

お客様のおうちではあるのですが、

解体工事が完了するまで、せめて門構え付近だけでもきれいにしてあげられたら、

そう思って作業後の掃除をしています。

 

解体の直前に、お預かりする住設機器を引き取りに伺ったとき、

お施主様とお話しすることができました。

玄関を入った正面の壁に、工作で作った壁掛けがそのまま残されていました。

「こちらは持っていかれないのですか?」

とチビが尋ねると、

「はい、それはおうちと一緒に・・・」

とのお返事でした。

「わかりました」

と答えながら、チビは正直、

「いいの?ほんとにいいの?」

と思いました。

 

解体もほぼ終盤、

お施主様の”おうちと一緒に”の意味がちょっぴりわかった気がします。

いろいろな思いを、ご自分が作られた工作に託されて、

住み慣れたおうちに、

”いつまでもそばにいるからね、ありがとうね”

そういうお気持ちなのかなぁと思っています。

 

新しく建てさせていただくおうちも

同じくらい大切に思っていただけるように、

一つ一つの工程を気持ちを込めて進めて参ります。

今回、工作の品についてですが、

工作のことでチビが考えていることをブログに

書いてもいいかどうか、お施主様に尋ねたところ、

ご快諾をいただいたので書かせていただきました。

この場をお借りして、御礼申しあげます。

 

この話、実はまだ続きます。

 

会社に戻って(現実に戻って)、

先日から大先輩に聞いてみたかったことを

思い切ってきいてみました。

 

大阪本社から単身で応援に駆けつけてくださっている大先輩、

机の目の前の棚にアンパンマンのデザインのかわいらしい電車が一両、

飾ってあるのです。

大阪に残してこられたご子息のおもちゃであろうことは想像できてはいたものの、

「大先輩、この電車は・・・?」

「あ~それね、息子が僕の代わりに持っていって~って(ニコッ)」

(チビ(泣))

 

「ブログに書いてもいいですか?」

 

そう尋ねたのは言うまでもありません。

 

お施主様もご子息様も、

おうちや大先輩が大切で大切でたまらないんだろうなぁ・・・(泣)

 

今日もやっぱり、いい一日を過ごさせていただきました。

 

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